利用中の取引システムが変わるとき、自動売買ユーザーが気になるのは「今のEAは引き続き使えるの?」という点ではないでしょうか。FOREX EXCHANGEは、MT4からMT5への移行予定を発表しました。今回は、公式発表で確認できることと、一般的な準備として確認したいことを分けて整理します。
今回何があった?移行は2026年12月が目途
同社の2026年10月16日付の公式発表によると、取引システムを2026年12月中を目途にMT4からMT5へ移行する予定です。具体的な移行日は、確定後に改めて案内されます。
ロスカットルールの変更も予定されています。ただし、変更後の判定基準や詳しい内容は未公表です。必要な手続きやログイン方法についても、今後の案内を待つ段階です。
今回のポイント:EAは導入元で確認先が異なる
EAとは、設定されたルールに沿って注文などを行う自動売買プログラムです。公式発表では、次のように案内が分かれています。
- 自分で導入したEA:現在MT4で利用しているものは、MT5ではそのまま使えません。継続利用にはMT5対応版が必要です。
- FEAT 3.0で同社が提供しているEA:MT5対応版について、対象者へ別途案内されます。
同社は、利用者自身が導入したEAのサポートは行わないとしています。対応状況・設定・動作についての問い合わせ先は、各EAの販売元または提供元です。FEAT 3.0の案内と、自分で購入・導入したEAの対応を混同しないことが大切です。
自動売買ユーザーへの影響は?
今回の発表から確認できるのは、MT4用EAをそのまま移して継続できるわけではないという点です。使っているEAにMT5対応版があるか、どのような条件で入手できるかは、個別に確認する必要があります。
一般的に、MT5対応版であっても、以前の設定や動作がすべて同じとは限りません。また、「MT5で動くこと」と「以前と同じ運用成績になること」は別の話です。対応版という名称だけで判断せず、仕様や設定項目の違いを確認したいところです。
ロスカットは、損失拡大時などに業者が強制的に決済する仕組みです。一般的には、その判定条件は、EAを稼働させる口座全体のリスク管理にも関係します。ただし、今回の変更で運用にどのような影響が出るかは、具体的な基準が未公表のため現時点では確認できません。
利用者が確認しておきたいこと
以下は公式に指定された移行手順ではなく、運用上の一般的な確認事項です。
- 利用環境の棚卸し:EA名、バージョン、提供元、利用している通貨ペアや設定値を整理する。
- MT5対応状況:対応版の有無、提供時期、費用、ライセンス条件、設定の引き継ぎ可否を提供元に確認する。
- 対応版の動作確認:入手後は、バックテストやデモ環境で、注文・決済・取引数量などが仕様どおりかを確認する。
- 公式の追加案内:移行日、必要な手続き、ログイン方法、ロスカットの新基準を確認する。
バックテストは過去の値動きを使った検証ですが、将来の成績を保証するものではありません。また、口座や保有中の建玉の扱い、システムの停止時間は、今回の発表からは確認できません。「自動で引き継がれるはず」と決めつけず、追加案内で確認する項目として残しておきましょう。
ぽっちゃり勇者のひとこと
「MT5対応版があれば準備完了!」とチェックを付けたくなりますが、設定と動作の確認は別枠ですね。僕も勉強中の身として、まずはEAと設定の一覧づくりから。記憶力だけに任せるより、メモに働いてもらいたいところです。
まとめ
今回の要点は、MT5への移行予定と、EAの導入元による確認先の違いです。自己導入EAは販売元・提供元へ、FEAT 3.0提供EAは対象者向けの案内を確認する流れになります。未確定の移行条件を推測で埋めず、公式の追加情報と利用中EAの対応状況を分けて整理しておきましょう。
